このときはマンダレーで知り合った青年が故郷の村へ連れて行ってくれる、
というのでお言葉に甘えてついて行ったのでした。
当時は観光地ではない地方の村へ外国人が入ることはかなり制限されていたので、
内心少しドキドキしながらの旅でしたが、結局村へは3日間も滞在することになりました。
マンダレーからパコックまではバス、そしてパコックから村へは道路事情が
悪いとのことでジープをチャーターしたのですが、雨季のためにぬかるみばかりで
車が動かなくなってしまったりと、村に着くまでが大変でした。
知人の実家にて。この家の隅っこに泊まらせてもらいました。
外国人を見たことない人たちばかりで、家族全員がものすごく
歓迎してくれました。片言なりにもミャンマー語を話すものだから
その喜び様は凄まじいものでした。
村を歩くと大勢の人が後ろを付いてきて、どこかの家に立ち寄ると
ドアから窓から覗き込んできて、有名人のような待遇を生まれて初めて
体験したのがこの村でした。
村に唯一のこの池で洗濯し、体を洗い、歯を磨いていました。
少し向こうの方では牛車がドボンと豪快に入って来て
荷台の壺に水を汲んだりしていました。
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