2007 マンダレー・インワ / マンゴーをくれた子

また旅の思い出話に戻ります。


2007年、インワ遺跡の敷地内にあるバガヤー僧院という1834年に建てられた

木造の僧院を訪れた際に出会った女の子は耳が聞こえなかったのですが、

身振り手振りでコミュニケーションを取ろうとする外国人が面白かったのか、

随分懐いてくれました。


帰り際、姿が見えないなと思ったら、僧院の裏手の崩れかけたレンガの外壁から

器用に降りて駆け寄って来て、なんとマンゴーをプレゼントしてくれました。

壁を登って気になっているマンゴーを失敬してきてくれたのでした。

口を大きくゆっくり動かしてミャンマー語で「ありがとう」と言うと

わかってくれたみたいで、照れくさそうな満面の笑みを浮かべてくれました。



インワの遺跡やこの総チーク造りのバガヤー僧院も素晴らしかったですが、

私はこんな小さな出会いやふれあいの方がいつまでも旅の思い出として残ります。

そしてミャンマーはこうした出会いやふれあいがたくさん経験できる国でもあります。


馬車で去る私を見送り、去っていく後ろ姿がとても寂しそうに見えて、

なんだか切ない気持ちになったのも今はいい思い出。

元気でやっているといいけどなー。

ミャンマーの眼

写真で綴るミャンマーの日常そして旅風景。

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